総合農業水利研究実験場
総合農業水利研究実験場は,水資源利用工学研究室附設の教育研究用実験施設です。この施設は,京都市から北約120kmの舞鶴市郊外に位置しています。舞鶴湾に面し背後が山に囲まれた閑静豊な環境の中にあります。施設内には,水理実験棟(延べ床面積600平方メートル),多目的大水槽(平面積2,374平方メートル),屋外貯水池があり,隣接する京都大学フィールド科学教育研究センター(舞鶴水産実験所)内には,同センターとの間で共同利用する専用の宿泊施設があります。毎年集中形式で行っています学生,院生の水理学実験,水資源利用工学実験では,この宿泊施設を利用します。 水理実験棟内には,「開水路実験装置」,「管水路実験装置」などを備え,基礎的,応用的な水理実験が行えるような各種設備を整えています。多目的大水槽では,その内部で大型の水理模型実験などが繰り返し行うことができ,現在は世界銀行からの研究委託を受けて製作した「イラワジ河河口デルタ(ミャンマー)の水理模型」があり,学生,院生の実験に利用しています。